映画「ウエスタン」を見たよ。

オープニング、列車の駅にジッャク・イーラム、ウッディ・ストロードらがやってきて列車から降りてくるであろう人間を待ち伏せしているらしい。そいつらが必要もないのに駅員にすごんで見せたり、イーラムの顔にたかる蝿を延々と映して見せたりと、余計なことばかりします。これがセルジオ・レオーネの味だという人は、たぶん“味音痴”なんだと僕は思います。とにかくタイトルが終わるまで10分。それにしても最初に出る名前がクラウディア・カルディナーレなんですね。ヘンリー・フォンダより前。

ようやく列車が到着したので待ち伏せしている連中が色めき立つのですが、目的の人物は降りてこない。拍子抜けしていたら、プラットフォームとは反対側に降りていた、なんて安物の漫才ですね。この男がチャールズ・ブロンソン。この男の特技は、ハーモニカを口に当てると息をせずにメロディーが流れるという、ほぼ超自然現象です。

この20分程度の出来事で、もったいぶった画面が続くのですが観客には何も分からせない。それが退屈なんです。